2015年7月18日土曜日

ttu 『変身』

新宿の眼科画廊っていう名前の画廊なの?芝居見物にしか行ったことないけど。

仕掛けが不思議でしたよ。
開場時には一階のスペースに入れられる。ここは暗くて、小さな明かりがあるだけ。そこでしばし待たされて、目覚まし時計みたいなのが鳴ったら、いったん外に出て地下の、ここはほんとに芝居を始める場所に移動するという。

チケットの裏にはこんな文言が。
この先であなたはあなたが思う一日を過ごしてください。耳を澄まして、家の音を聞いてください。目覚ましが鳴ったら、ここは朝になります。朝になったら、外に出て地下へ降りてください。

待ってると、目覚ましが鳴ったので、また外に出て、今度は地下へ。行くと、今度はちゃんと観客席もあって、舞台らしいスペースもある。いちばん後ろの丸椅子に座って観ることに。そこがいちばんすわってるのに楽そうだったから。

こういう演出は初めてで、どんな気持ちになっちゃうんだうろと思ってたけど、さほどの感銘は受けず。ただ面倒くさいだけなんじゃないの?と思わないことも。明確な意図があったのかなあと疑問。


芝居のほうはね、カフカの『変身』をモチーフにした構成芝居的なものでしたよ。まあ、でも芝居というよりもパフォーマンスと呼ぶようなもので。雰囲気はあったけど、それだけかなあと言う気もしないではない。

途中、観ながら考えた。カフカの『変身』がモチーフ。ぼくだったらこんな感じにするなあというがイメージできた。それを次の一人芝居にやりたいなあとも。次がいつになるかはわからないけど。


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