2015年8月8日土曜日

ワンツーワークスのワークショップ二日目

水曜日に引き続き、木曜日も会社を早退して演劇ワークショップへ。

テキストに『紙風船』を使ったよ。岸田國士の。
台本自体は読んだことがあったし、舞台でも一、二度観たことがある。でもよくわからなかったんだよなあ、この戯曲。なにが面白いんだろう。
ところがワークショップで演出の人の説明を聞いて、わかった。面白いと思う。戯曲ってのは難しいよね。読解力が必要。小説を読むより必要。

テキストの読み合わせでは、以下のような注文を受けたよ。相手の台詞のあとに自分の台詞をいうとき、間を空けない。それからなんだったかな、相手を見て反応するだったかな。
でもテキストを読みながらなんだから、そんなに同時になにもかも出来ないよ。
間をあけないのは、間をあけると簡単に雰囲気を作ることができるからだってさ。いづれにしてもそんな難しいことを急には出来ないよ。

四人のグループで、ふたりが演じてるあいだ、あと二人はそれを見て、終わったあとに、なにかコメントしなくてはならないんだけど、それも困った。
演技なんて、面白いか、つまらないかのどっちかしかないと思ってたからね。でも意見を求められて、「つまらなかった」とはいえないからね。なにかゴニョゴニョ自分でもよくわからないことを言ってたかも。ごめんなさい。

ワークショップに参加して、わかったこと。
雰囲気をそれっぽくつくって演じる、器用な感じの女優は、わし、ものすごく嫌い。そういう女優は、自分をすごくうまいと思ってるんだろうな、上から目線で人の演技をけなしてくれるんだよな。
ぼくが言いたいのは、こういうこと。
「自分はすごくうまいと思ってて、上手に感情を表現してると思ってるのかもしれないけど、全然そんなことないし、どっちにしても、つまらないんだよ、お前の演技は」

前からわかってたけど、もう一度それを実感したワークショップでした。何があった?


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