2013年1月24日木曜日

劇団だるま座『ワーニャおじさん』

やあ、みんな、まあちゃんだよ。

帰京したばかりなのに、芝居見物も忙しないけど。
もう終わりだから、仕方がない。
これしか都合がつかなかったんだ。



去年の暮れには、同じ劇団の『櫻の園』を観たよ。
『櫻の園』は登場人物が多くて、わさわさした感じだった。

『ワーニャおじさん』はというと、登場人物も少なめで、そういう意味ではなんとなく寂しい感じ
でもその分、演じる側はじっくりとやることが出来るし、観る側は落ち着いて拝見できるよう。

登場人物それぞれに長い台詞が多いのが、『ワーニャおじさん』の特徴かな。
ひとり芝居的な要素が増えて、役者の力量が問われる演目かもしれない。

違和感があったのは、ひとりになると、突然客席に向かって語りかけるような演出になったこと。
それも客席全体に語りかけるのではなく、誰かひとりを選んでその観客の近くに立って、語りかける。
ああいう場合、語りかけられた側は困っちゃうんだよね。どう反応すればいいのか。
反応する観客はまずいないですよね。みんな固まってしまっている。
前を向いて、役者とも眼を合わさない。
でもそれではつまらない。
観客から、何か反応を引き出すことができれば面白いんだろうけどなあ。

第三幕のピストルを持ち出すくだりはやっぱり面白かった。
撃つとき、ワーニャが自分で、「ばーん」って言ってるのも面白かった。
二発じゃなくて、十発くらい撃ってほしかった。無理?

男性陣は喜劇的だった。
でも、女性陣はというと。
エレーナ(奥さん)は、もっと喜劇的でもよかったのでは。
ソーニャ(先妻の娘)も。
真面目過ぎたかなあと。

それにしても、『ワーニャおじさん』。どうして『ワーニャおじさん』ていうタイトルなの?
主人公は、ワーニャなの?
それでもいいんだけど、なんとなくしっくり来ない。タイトルが。
そう思うのは、ぼくだけ?

ワーニャ役の剣持直明さん、ぼくは前回の『櫻の園』ではじめて拝見しました。
もてない役、恋愛下手役が似合いますね。いや、これは失礼。ごめんなさい。

明後日は、同劇団の『かもめ』観に行きます。
楽しみ~




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