2013年2月12日火曜日

ロ字ック『タイトル、拒絶』

新宿サンモールスタジオにて。月曜日、建国記念の日のソワレ。


昨日、見終わった直後は。
「面白かったけど、もうあんまり観たくはないな、ここ。だってきつかったんだもん

物語は具体的だけど、抽象的なセリフも案外多かったような気もして、途中、セリフが頭に入ってくなくなったりもしたし。

でも朝になって思い返してみると。
「ああ、また観に行ってもいいかなあ

そして観に行ったらまた「きついから、もう観たくない」って繰り返すのかも。

そんな芝居。
怖いもの観たさっていうんですかね。怖いから真正面からは観たくないけど、遠くから眺めているぶんには。


風俗(デリヘルっていうんですか)の事務所。
仕切ってる男がいて、電話番の男がいて、車で送迎する男がいて、雑用担当の女がいて、それからデリヘル嬢。
いろんな事情を抱えた女たちがいて。
いがみあったり、まあときには笑ったりと。
家のためにせっせと働いている女とか。
なんだろ、ひねくれて、荒れてる女とか。

そのうち良くない病気をもらって、困ったことになって。


激しく泣いたり叫んだりするのは、演劇的には必要なのかもしれない。
そうするのには、エネルギーが必要だしね。
でももっと静かでもいいんじゃないのかなあとも。
ゴメンナサイ。よくわかりません。
ただそのへんに嫌悪を感じたのかも。やけにストレートな感じが。


舞台は動きがあって面白かったです。
周囲が通路になっていて、登場人物たちが何周も歩いて(走って)通り過ぎていく。
その感じ。すごくいいなあ。

点かないライターもいい小道具だった。
そのうちふたつの意味が浮き出てきて。

まひる金網を登っていく最後のシーンもよかった。
なあんだ。また観たいんじゃん。

0 件のコメント:

コメントを投稿