2013年2月19日火曜日

声を出すと気持ちいいの会『KOEKIMO×名作文学』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。
今日はぱらぱら雪が降ってたね。ぼたん雪っていうの? ちっちゃい。かわいらしいだった。吹雪いたときもあったけど。

今日は午後から、キッド・アイラック・アート・ホールに行ったよ。
表題のイベントを観るため。
駅は、京王線明大前
でも間違えて1時間早く行ってしまったんだ。この雪ん中。
だから明大のキャンパスに入ってすぐ右の図書館にあるカフェで時間を潰したよ。
いいよね、あそこ。お洒落なカフェ。あんなのがあるなんて羨ましいな。
コーヒーいただいたんだけど、ドトールのなんかよりもずっと美味しかったし。

表題のイベント。てっきり朗読のイベントだと思ったんだよ。
会場に入っても、椅子がひとつ正面に置いてあって。
「なるほど、なるほど。あそこに座って朗読するのね」ずっと思ってた。
でも違ってた。短い芝居がいくつか。
だから最初すごく違和感があった。
おいおい、これ、朗読っていうの? みたいな。
でも、ぼくが悪かったんです。ちゃんと確かめなくてゴメンナサイ。

昨日観た芝居が、途中すっごく眠たくて辛かったので、今日は行く前にコンビニでBLACK&BLACKっていうキャンディー買ったよ。これ持っとけば、眠くなっても大丈夫。と思ってね。
でもわかった。そんなに効果ないな。だってなかなか眠気は覚めなかったから。
眠たい芝居はやっぱり眠たいんだよ。

『白雪姫』『薮の中』『よだかの星』と、ずっと眠たかった。
よかった。前のほうで観なくて。
坂口安吾の『白痴』で、ちょっと眼が覚めて。気持ちがちょっと引かれて。
『銀河鉄道の夜』でも、眠気は襲って来なかった。

コリッチで結構評価がよかったから、急遽観に行ったのだ。
でもそれほどでもなかったのが残念。
上演された芝居自体は、あんまり評価しない。
名前の通り、皆さん声がきれいでちゃんと出てはいたんだけれども。
なんというか、『真実のとき』みたいなものは僕には見えて来なかったから。
昨日の芝居もそうだったんだけれども、それがないことには、芝居はつまらない。
体をそろえて動かして、上手に順番にセリフを喋ったとしても、器用なだけで、面白い芝居にはならないんだよな。

小説と芝居は違う。小説的には面白くても、それをそのまま芝居にしても、だめなんじゃないのかなあ。記号的にしかならない。
演劇的には、物語とは関係のないもっと細かい部分に引っ掛かりや拘りを持たないと。と思うのですが。

みなさん、声が素晴らしかったので、朗読的なものにすると、また違った世界ができるかも。

でも企画というか、この狭いキッド・アイラック・アート・ホールで、こういう芝居をするというのは、素晴らしいことだと。できれば続けて欲しいなあ。無責任に言ってるけど。

舞台美術みたいなものは、椅子だけ。あとは暗幕
そして、役者だけが立っている。
そんな感じの芝居なら、僕にもそのうち出来るかもしれない。
キッド・アイラック・アート・ホールでなら。
そんな気にさせる公演だった。
そしてそれをすでに実現している彼ら(演劇集団声を出すと気持ちいいの会)が羨ましい。
しかし、この劇団名、紛らわしいよね。てっきり朗読かと思った。

『白雪姫』では、最後に白雪姫が鏡に向かっていう。
「世界でいちばんキレイなのは誰?」
すると鏡が答えていうには。
「遠い遠い国のお姫様」
物語が繰り返される感じにしたのが面白かった。

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