2014年1月26日日曜日

劇団かさぶた始終公演 『 Day By Day 』

劇団かさぶたは、去年の三月の公演『お父さんの背中』に、ぼくも出演させてもらったよ。だから気になる劇団のひとつ。

前回の王子小劇場での公演は残念なことに観にいくことが出来なかったけど、今回は観ることができた。実はかさぶたの芝居を観客として観るのは初めてなわけでありまして。世間の評判は、決して高いとは言えないことろがありまして。
面白ければいいんだけどあなと思いながら、劇場に向かいました。

劇場は下北沢OFF OFF シアター。下北沢も久しぶりのような気がする。ちょっと前に線路が地下化して話題になりましたよね。駅はまだ工事中で、ホームから改札に向かう通路が変わっていて、戸惑いました。



毎回なにか制作者側としてテーマを持って芝居を作っているように思われる劇団かさぶた。今回も意図としてこんなことを考えているのかなあと勝手に思いながら観てました。

途中、退屈を感じないわけでもない場面もありましたが。

こういうちっちゃい話、好きです。


超簡単に物語を説明すると、大晦日、妻のがいきなりやってくる。今度芝居で妻の役を演じるので、姉夫婦を観察したいという申し出。は嫌がって、普通の生活を見られたくないために、家にいろいろとお客を呼んで、引きとめようとする。それでいろんな人がいつも年末年始の家に。

妹は、夫に姉が妊娠したようなことを匂わす話をする。でもそれは妹が仕掛けた嘘。
は妻が妊娠したと思い込み、赤ちゃんグッズを友人から譲り受けたりして用意。最期にそれが見つかって。妹の嘘もばれる。でもいつもは煩い旦那がこんなふうに子供のために努力してくれたのを知り、喜んで泣く、みたいなね。そんな物語。


最期の姉妹の場面。
個人的に泣く演技が嫌いで、この場面もあんまり好きじゃないなあ、というか嫌いだなあと思わないでもなく、無理やり泣くのはどうかなあとも思ったんですが、それでも思いがけず、意外にも?こちらもほろっときてちょっぴり涙ぐんだりしてしまったので、観に来てよかったなあと思った次第で。

でもやっぱり全体に不完全燃焼感はあるかなあ。とも。



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