やあ、みんな。まあちゃんだよ。
今日は芝居の稽古は休んだくせに、芝居見物には行ったよ。
早稲田大学の文学部のキャンパスにある学生会館。その地下二階。
なんだろう、小市民劇場って。そういう劇団名なのかな。細かいところはよくわかんないけど、とにかく観に行ったよ。
大学生の演劇っていいよね。安いし、面白いものは面白い。つまんないものはつまんないけどね。ヒット率は、世の小劇場演劇よりずっと高いと思う。早稲田、明治、立教あたりはね。それ以外のとこには、そんなに行ったことがないんだ、ごめんなさい。
『俺を笑うな』、タイトルはいまいちだけど、面白かったな。70分ぐらい? 最後まで退屈せずに観ることができた。
舞台が3つに分かれている。
左が、主人公の実家。
真ん中が、主人公が借りた自分の部屋。
幹が、友達のスズキくんの部屋。
場面転換が完全暗転なしで行われるので、観ていて気持ちがいい。
父親の暴力や厳しい指導に耐えかねた主人公、サイトウタクミは家を出て、自分で部屋を借りて住むようになる。そこに友達ふたりを迎える。一人は付き合っているイチカワミサキ。もうひとりは中学からの友達、スズキトシユキ。最初は三人で楽しく過ごす。しかしそのうち、スズキに彼女ができる。スズキは彼女と過ごし時間が増えていく。怒った主人公が、暴力的な行為でスズキを彼女からと戻そうとする。そのため孤立。母親の説得で家に戻るが、やはり父親とは合わず、最後には自殺。みたいな。
こんなふうにストーリーがちゃんとあって、そのストーリーに沿って、しっかりと場面を観せていく芝居ってのは、すごく新鮮だった。
いや、芝居には大抵ストーリーがあって、それに沿って物語が進行していくわけだけれども。それにしても、新鮮さを感じたな。どういうわけなんだろう。必要最低限なシーンをつないで、しっかりとした物語として構成しているというか。無駄なものが感じられなかった。だから退屈もせず。
いいもの観せてもらったな。
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