2013年3月9日土曜日

天辺塔『箱』

一昨日まで数日体調崩していたのが悔やまれる。
予定していた芝居見物が出来ず。見逃してしまったものがいくつか。
教訓。体調管理は万全に。

でもどうして下痢になんかなっちゃったんだろうなあ。胃腸は丈夫なほうだったんだけどなあ。
あれかな。水関係でいえば、地下鉄の冷水機の水ごくごく飲んだような気がする。
あれがいけなかったんだろうか。わかんないけど、とにかく冷水には気をつけたほうがいいな。もう若くないんだし。

今日は夜、下北沢「劇」小劇場『若手演出家コンクール』ってのをやってて、それを観に行ったよ。
今日の演目は、天辺塔っていう広島の劇団の『箱』

女性4人が出てきて、いろいろやってたよ。箱をテーマにした短い脚本をいくつか用意して、それを演出家がコラージュして出来上がった舞台。普通は『構成』っていうと思うけど、『コラージュ』って呼んでるのが、なんとなく女性っぽくていいなあ、と思ったなり。

女性が4人出てくるけど、そのなかの一人がものすごく舞台映えする人で、その人に眼が行きがちでした。ああいう人が4人いて、舞台上を動いていたら、それだけで素晴らしいだろうなあと思ったり。

箱をテーマにした物語だということだったけど、よくわからないまま終わったものもあり(いや、へっぽこな僕が見逃してそう感じただけだと思うけど)。

でも動きなんかは面白くて、よく訓練されていて、素早い動きが印象的でした。

一応演劇的なクライマックスも用意されていて、ここで盛り上げようとしてるだなあというのはわかった。でも時間的に短くてあっというまにクライマックスは過ぎ去ってしまった。残念。もっと観たかった。

演劇的なクライマックスを作るときは、その前に何かの問題が浮き彫りになったり、気持ちが大きく揺らぐシーンがないと、次のクライマックスがなかなか効果的に働かないような気がする。『箱』にも、きっとそういう気持ちの盛り上がりのようなものがあったのだろうけれど、僕がぼんくらなもんで見逃してしまったんだろう。
だからクライマックスはクライマックスだけっていうことになって、気持ちのさらなる高揚みたいなものには繋がらなかった。それも残念でした。

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