2013年3月10日日曜日

劇団印象-indian elephant-『青鬼』

今日は忙しいような忙しくないような一日だったなあ。

十時半には家を出て、下北沢で表題の芝居を観て、終わったらすぐに芝居の稽古に行って。
それが終わったら、また下北沢まで戻って、別の芝居見物。でも開演まで時間がたらふくあったから、それを潰すのに苦労した。結局下北沢タウンホールってところで、椅子に座って1時間くらいも寝てた。海外なら絶対に置き引きされたな。ぐっすり寝てたからね。椅子でも寝られるようになったんだなあ、わし。
芝居を2本も観て、稽古もあって、忙しい感じなのに、時間を潰すために椅子で寝てたという、、、忙しいような、忙しくないような一日でした。

表題の芝居は、昨日と同じく『若手演出家コンクール』のなかの演目のひとつ。前から二列目、真ん中の席で拝見しました。

アラスカ新婚旅行に行った時に食べたなんとかイルカの味が忘れられなくて、密輸入して家にいけすまで作って食べるようになってしまった男。
ところがイルカが一日のうちに進化してしまう。脚が生えて、歩き出した。外に出歩くようにもなった。鮨を食ったり、ステーキをこっそり食い歩いたり。どんどん人間化していく。
男は逆にイルカ化していく。手がなんだか青くなってイルカっぽくなってきた。会社にも行けない。
わあ、大変。どうしましょう。
会社には逆にイルカのプーチンが勤めるようになる。
これはいかん。どうすればいい?
妻と考えた結果、人間を食べることに。イルカを食べたからイルカ化したのだ。だったら人間を食べればよい。そんなわけでそんなに親しくもない知り合いを家に呼んで、隙をついて殺してしまう。
その後のすったもんだの挙句、男の妻は、人間化したイルカを殺して、男と二人で食っちまう。

そんなふうな物語。ナンセンスですな。
そこに意味とかを求めちゃいかんのだろうな。
ただたんなるナンセンスな芝居を楽しめばいいのかもしれない。

出てくる俳優みんな「役者やの~」って感じの人達ばかりで楽しめました。特にイルカ役の女優。脚と腰の動きが面白かったです。殺されることになる男も、いい味出してました。

演劇的なクライマックスは、いちばん最後。妻がプーチンを殺してしまうところが、クライマックスかと。これも短かったなあ。しかも、なんか無理やり感たっぷりクライマックスだったので、そんなに感情移入は出来なかった。
だっていままで人間を食べれば人間になれるって思って、人を一人殺しているのに、次の瞬間に妻がイルカを食べるのをやめたからイルカ化したのだと断定。それでイルカを殺してしまう。
でも、でも、その根拠は? なし。そう妻が断定しただけ。

最初のほうで、家のことはなんでも妻が決定していた、みたいな前振りはあるけれど、それにしてもこの断定は無理やり感たっぷりでいただけない。そういう意味で、結末はがっかりしたな。
けれども途中は面白かった。

不幸だったのは、すぐ隣になんでもかんでもすぐに笑い声を上げるおばさんがいた事。笑いのハードルが低すぎる人がいるのも困りものですよね。確かに面白いけど、そんな笑い声を上げることないじゃんって思って。そういうのってなーんか引いちゃいますよね?
芝居のせいじゃないんですけどね。不幸でした。それが残念。


全然話が違うんだけど。下痢が治って、体調的には完全復活。すっごく元気。
でも、下痢が治ってから、すっきりしたうんちがまだ出ないんだよね。
今度は、便秘? 明日こそすっきりうんちで出ますように。



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