2013年3月3日日曜日

十七戦地『獣のための倫理学』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

昨日も稽古が終わったあと、芝居見物に行ったよ。
早稲田鶴巻町
LIFTっていうスペースがあって。
劇場でもなく。単なる空間。普段は何に使ってるんだろう。

備え付けの客席はなくて、部屋の両側に椅子が並べられていた。
観客は全部で30人くらいかなあ。40人はいなかったと思う。

コリッチでの評判がすごくいいので急遽予約した。
こういう場合、失敗することが多いんだよね。
すごく期待していくんだけど、そうすると期待はずれに終わったりして。
あんまり期待しないて行くと、逆にすごく面白かったりね。
人間ってのは、贅沢で、我が儘で、気まぐれなもんですな。

このところ体調がよろしくなくて。喉をつぶして声も枯れてるし。
満身創痍な感じで、開演前もずっと眼を閉じて、瞑想していたというか、眠っていた。
「開演しても、眼が覚めない。眠いの我慢するの、辛いんだよなあ」

でも開演と同時に緊張感のある芝居が始まって。
眠気はすぐに吹っ飛んで。いやあ、素晴らしかったです。
掛け合いにもテンポがあって、飽きさせない。
一人ひとりがその役を生きていたし。

物語も面白かった。
35年前の大量の殺人事件。それをワークショップで疑似体験しながら、真相を探りだしていく。
すこしずつ出てくる新情報が、物語を展開させる起爆剤になる。その展開が面白かった。

ただね。
結末が納得出来なかった。
殺人犯の身代わりになって、自らすすんで死刑になった男。どうして身代わりにならなければならかったのか。その理由がぼくには納得できなかった。それが残念でした。

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