2013年3月15日金曜日

アムリタ『n+1、線分AB上を移動する点pとその夢について』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

早稲田にいくときは、高田馬場から歩いていく。
明治通りを過ぎたあたりから、古本屋がぽつぽつ並んでいる。その店先に並んでいる古本を物色するのが好き。文学全集のチェーホフシェークスピアは大抵早稲田の古本屋で、一冊百円で買った。百円で分厚い本が買えるんだから、ものすごくお得だよね。
古くて、ちょっぴり読みづらいのが難点だけど。

早稲田大学の文学部の敷地にある学生会館。その地下2階。アムリタは初見です。出演者を見ると、他の演劇サークル所属の人がたくさん。寄せ集めなのですね。

コリッチでは0円になってたので、タダなんだと思って行ったら、1200円取られた。
どういうことなんだろう。抗議すべきだったのかな。そういう習慣なのかな。よくわかんないけど。

物語は、観たことのない感じで進行した。
みんながパジャマを着て寝ている。そのうち起きてきて、自分自身(俳優本人)について語っていく。住んでいる場所や、何時に起きるかとか。
それから今日は舞台の本番だから、起きてから大学に行って、みんなと集まって、準備運動したり、気合入れしたり。本番が始まって、終わって、「ありがとうございました」ってみんなで並んで言って。
時間は一年ごとに進んでいって、なんとなく現実的な路線で、それぞれが個人の未来予想図を述べていく。就職して、仕事をして、結婚して、いろいろとすったもんだがあって、老年になって死んでいく。あるいは病気になって死んでいく。
自分のことなんだけど、「彼」「彼女」と呼ぶ。
死んで終わり。

「でも、もう一度やりたい」
みんながまた一生を生まれたときから始める。
今度は、自分のことを、「ぼく」「わたし」と呼んで。
今度の人生は、みんな破天荒。あり得ない、夢のような話がいろいろと出てくる。
そして、最後の俳優は、106歳で亡くなる。

そのあとは、もう一度繰り返されるんだっけかな。最後のほうは、覚えていない。
ごめんなさい。

みんなが最初に一度死んだあとに、演劇的なクライマックスはやってくる。
「もう一度やりたい」
「でも死んだんだから出来ないよ」
みたいな台詞が続いて、みんなが徐々に「やる」方向に傾いていく。
叫び声みたいなのがあがるのも、このときだったかな。

クライマックス後に、もう一度生き始めるときは、もっとテンポよく、元気にやって欲しかったな。
一度目のときは、淡々として進行した。クライマックス後も、話の内容はファンタジーだったけど、話し方などが同じなので、退屈しないでもなかった。
だから、終わりのほうもよく覚えてないのかも。

演技をせず、舞台上で地の自分を出す、みたいなのもテーマだったのかも。
それはそれで面白いけど、弱さもあるな。
魅力的かといえば、どうなんだろう。

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