日曜日の昼、見物に行きました。
コリッチでの『観て来た』評で絶賛されているので、もんのすごく期待してたんですが、、、
途中休憩のときに出てきちゃいました。辛くて。
いや、申し訳ありません、せっかくご招待いただいたのに。
休憩時間があってよかった。
隣にもんのすごくガタイのイイあんちゃんが座って、暑苦しくて暑苦しくて。
それに後ろの席の人が、あの狭い客席で脚を組んでるらしくて、つま先で座席の背もたれをときどきノックしてくれて、気が散る気が散る。
気が散って気が散って、「いまは桜の季節か?」って心のなかの叫び。
途中で観客の声を求めるところがあって、隣のでかいあんちゃんがまた大きい声で頑張ってました。なんかちょっとウンザリ。
こういう芝居もあるんだなあと。
宝塚っぽいって言うんですかね。観たことないですけど、宝塚。テレビでちらっとしか。
全員女性で。
全体的に演技が説明的で。ぼくの嫌いなミュージカルテイストでした。
若い(子供みたいな)女優が可愛らしく台詞を噛むのが、なんか可笑しくて可笑しくて。でも睡魔を追い払うほどではなくて。
お話し的には、なんだっけあのギリシア悲劇。オイディプス王? あれを連想させました。途中までしか観てないけど。世間を騒がす大泥棒五右衛門が、じつは王子で、みたいな。
獣?狐?悪魔?みたいなのと王は契約を交わすんだけど、ちがう、契るのか、まあどうでもいいや、そんでもって機嫌を損ねてしまって、呪われるみたいな。
『どろろ』もそんな感じだよね。まあ、ちょっと違うけど。
というか、『どろろ』も『オイディプス王』をモチーフにしてるんだよね?
前方に座ってたお年寄りがずっと寝ていて、気持ちはわかるなあと。ぼくも眠たいのをずっと我慢してたので。
客層にお年寄りが目立ったのは、娘や姪を観に来たということなのかなあ。
それから若い女性と、男性。ファンクラブもあるらしい。
こういう世界は、ちょっと違うなあ。
違和感が。
コリッチでの評価があんなに高いのはどういうことだろう。
いや、ぼくのほうにああいう芝居を受け入れる包容力がないだけなんだろうな。あれはあれできっと世界にのめり込めれば楽しめるんだろうな。
楽しめなくて残念。
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