やあ、みんな。まあちゃんだよ。芝居見物は、一週間ぶりのご無沙汰~という感じかな。中野MOMOまで行って参りました。
中野MOMOは4月に舞台に立った思い出の劇場。劇場の前に立って、そのときのことをしみじみと思い出していました、なんてことはなかったですが、、、。
日本劇団協議会。初めて聞く名前でした。日本の演劇人を育てる、みたいなことをやってるらしい。
脚本の川津羊太郎さんもその育成対象者ということになってるらしい。へえ~。
演出のほうはワンツーワークスの古城十忍さん。だから、劇場に行くまでワンツーワークスの公演として認識してました。でも公益社団法人日本劇団協議会なんだってさ。へえ~。
脚本は実験的でした。
よくありますよね。観客に向かって、登場人物が説明すること。前置きなんかでさ。状況説明したりする。 『虚人の世界』もそういう出だして。
で、いつまで続くのかなあと思ってたら、最後まで続いてました。説明が。
誰かが台詞をいうと、別の誰かが「と、言いました」なんて続ける。どうしてだろう。「と、言いました」は不要だろう。だって、その人がもう言ってるのはもうわかってるんだから、「と、言いました」は余計では。観ていてずっと、冗長だなあと。
観客を巻き込むのではなくて、観客と対決する芝居。
だから誰にも感情移入できなくて。主人公の男に対しても。
でも唯一そうではない箇所がひとつ。
妻がドライバーを示して、これで眼をつぶしなさいよっていう場面。全体のなかでもクライマックスと言ってもいい場面。
なんかいやな場面でした。ドライバーで眼をつぶすなんてねえ。ぼくがチキンハートっていうのもあるかもしれませんが。
それに急に眼をつぶせと言い始めた妻にも違和感ものすごく感じるし、それを言われたとおりに実行しようとする男にも、違和感あるし、気持ち悪いし。いたたまれない気分に。
それにマイナスのドライバーと虚数を無理やり関連させようとしていたのも、どうも。感心しませんでした。
二度は観たくない芝居でした。
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