2013年7月14日日曜日

演劇集団Team-Jishin 「Double 」

TeamJishinは若い演劇集団で、ぼくは過去にワークショップに参加したことがあるよ。
彼らがなにかやるというので観に行きました、せんがわ劇場。

せんがわ劇場といえば、舞台技術ワークショップで何度も通った劇場ではありませんか。あそこはほんとに観やすくてイイ劇場だよな。もっと近ければいうことなしだな。

今回の上演はふたつに分かれているということで。
土曜日に両方観ました。

まずは15:30 からの裏Jishin「Double 『ありがとう』」。

小説家を目指す若者。とその友人たち。経済的にも環境的にもいろいろと苦労してます。
で、小説家として大成したあとの、エピソードなんかも出てきます。
両者が交互に出てきて。
最後、どんなふうにつながっていくのかなあという興味でひっぱっていきましす。
若いころの話は、全員が下の名前で呼ばれ、大成後は苗字で呼ばれる。
だから小説家以外は、だれがだれなのかわからない。でもあるときふっと、あ、こっちのこの人はあっちのあの人だったんだあとわかる。面白い趣向でした。

途中、編集者との面接で緊張する主人公が、「人」という字をてのひらに三回書いてそれを飲み込んでから、「あー、意味のないことした!」っていうシーンがある。
それが若い時のことなんだけど、大成後の回想シーンで出てきて、なぜかうるっとさせられました。もうさ、歳をとると、涙もろいというか。
いい芝居でした。

次、19:00 からは表Jishin「Double 想いのカタチ」。

本音を語るもう一人の自分が現れて。なんか困ったことに。みたいな物語。そのもうひとりの自分をダブルと呼んでた。
でも芝居の構成も、過去と現在とが交互に語られていました。


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