2013年7月28日日曜日

演劇ユニットG.com 『聯綿(レンメン)』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

金曜日に観に行ったよ、『聯綿(レンメン)』っていう芝居。なんだろう、聯綿って。連綿と続く、の連綿だよね。それの難しい漢字?よくわかんないけど。

芝居もよくわかんなかったよ。結構都合のいい設定になっていて。
「今日のお昼なに食べる?」
「カツ丼」
で、カツ丼をテンに向かってお願いすると、勝手に出てくる設定らしい。

それから崖をロープで三日三晩かけて降りて行くんだけど、帰り方がわからなくて、どうしようと困っていると、なんとエレベーター発見!上まで簡単に帰ることができましたとさ。

長老役のお母さんは、杖を持っていて、その杖から、なんか、わかんないけど、光線みたいなのが出るらしくて。それが破壊力満点で、森のなかの人間の大きさぐらいの虫を次々に殺していくっていう。

アメフラシっていってたけど、あの森のなかの虫。なんだろうな、あれ。ハヤオの影響?森って言うと、ああいう虫が登場する。でも虫の役割もよくわからなかった。
最後、長老のお母さんはその虫達に食べられてしまうらしいんだけど、なんでだろう、それもよくわからない。

とにかく思いついた意味ありげなシーンを繋ぎ合わせたみたいな芝居でした。

最後に男と女がまっぱになって抱き合う。まっぱになるなんて勇気あるなあ、この芝居に掛けてるのかなあとも思うけど、その半面、なんとなく中途半端さも感じる。
まっぱになるんだったら、まっぱになるんで、照明を暗めなんかにしないで、明るいところで思いっきり跳ねまわったりなんかして欲しかったな。
恥ずかしいんだか、恥ずかしくないんだか、よくわからなかったよ。ぎゃくにこっちは恥ずかしかった。


上演が始まってすこししてから、遅れてきた客が一斉に入ってきたんだけど、あのときはびっくりしたよ。演出の一部かと思ったくらい。
きっと遅れてきた客は外で待たせておいて、最初のシーンが落ち着いたところで、入れるつもりだったんだろうけど。舞台のまんなかで女優がまだ叫び終えていないうちに入ってきたもんだから、なんかもうどうでもいい感じになってしまって、演技していた女優さんも可哀想でした。


でもあのときが正直いちばん面白かった。
遅れてきたんだから、奥から詰めりゃいいものを、先頭のおばさんが真ん中の席にどんと座って。それで後ろの人達はあたふたして。後から入ってきたのっぽの兄ちゃんは、遠慮のひとつもなく堂々と舞台を横切って行くしで。眼を奪われました。これこそ演劇的だなと。

最前列に座ったはずなのに、遅れてきた図体の大きな兄さんが前に座って、視界を大きく遮られたときには、不条理も感じることができたよ。
これこそ不条理演劇!

ほんとの芝居のほうは、まったくわからなかった。
辛い2時間でした。

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