2012年10月4日木曜日

犬と串『さわやかファシズム』

劇団犬と串の初日を観てきた。
王子小劇場。
『さわやかファシズム』

春の前回公演『宇宙Remix』は、
毎週土日、計4回も観に行った。
その4回とも観に行くたびに新鮮で面白かった。
そして4回とも最後には感動させてもらったのだが、、、
今回は、ん? と思った。

公演時間が2時間20分。
それが全然長いとは思わなかった。
客演が個性的で、それぞれが面白かったし。
でも、、、
なんとなく犬と串っぽくなかったんだよなあ。

いや、充分犬と串っぽかったよ。
舞台上で展開される物語やイベントはいつもどおりで、、、でも。

犬と串ってのは劇団メンバー5人が(6人だっけ?)、
入れ替わり立ち代り舞台に出てきて、
それぞれの個性をぶつけ合うっていうところが
面白いんだと思う。
でも今回は劇団メンバーたちが、
それより多い客演たちや先輩たちに遠慮して、
大人しい感じに見えた。
それが犬と串っぽくないと感じた原因かもしれない。
(ほんとは遠慮なんかしてないんだろうけどさ)

つまらないわけではなかったよ。
充分面白かったよ。
ただ客演が劇団メンバーより多くて、
犬と串らしさが薄まっていて、
期待したものとちょっと違ってたもんだから、ちょっと、、、
(ぼくは贅沢とか我がまま言ってるだけかもしれない)
劇団色というのは、出てくる俳優で決まるもんなんだなあ。
当たり前かもしれないけど。
しかし劇団が成長して殻を破っていく過程では、
こういう公演も必要なんだろう。

ところで『さわやかファシズム』と聞いて、
『やわらか戦車』を思い出したな。
ただそれだけ。

次回も必ず観に行くよ。
やっぱり犬と串だーいすき。

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