吉祥寺シアター、前に行ったような気もするんだけど、記憶にない。
劇場の前には、若い女性たちがいっぱい。
「あれ? なんか、おれ、場違いなところに着ちゃったかなあ」
招待券で行ったんだけど、受付でもらったチケット見たらA席5000円でした。
「うわあ、そんなにするのかあ」
普段は2、3千円の芝居しか観ていないもので、、、
上演内容は、楽しいファンタジーでした。
主役の男の子含め、登場する俳優は、みなさん美男美女ばかりだし、、、
観客に女性が多かったのも頷けます。
主人公の『僕』は、キューブという名前の薬を飲んでしまい、自分の心の世界に行ってしまう。
そこで自分のなかの、孤独とか、憎悪とか、ヒーローとか、ラブ&ピースに出会う。
あるいは、ピエロとか良識とか。
そのなかに、『彼』というのがいて、こいつが強敵のラスボスみたいな感じ。
でも『彼』も、『僕』の一部であるから、簡単に削除するわけにはいかない。
で、すったもんだがあって、、、
理想の女性っていうのも現れて、自分の心のなかの女性の恋したり、、、
殺陣とか踊りとか、ピエロを中心としたショートコントみたいなのもあって、
楽しめる2時間半でした。
ただまあ、、、
こんなこと行ったら野暮なのかもしれないけど、
誰かが『彼』に削除されても(殺されても)、ラブ&ピースによって、あっけなく生き返ったり、
ラブ&ピースが殺されて、ああもう駄目だってなっても、天使のような看護婦が現れて、
さっさと再生させたり、
あんなに悪かった『彼』が、あっけなく改心したり、
いろいろと都合よく出来ているわけで。
ああ、でも、だめだめ。
こういう芝居はつまんない突っ込みは入れずに、楽しめればいいんだよね。
それを素直に楽しめなくて、ぶちぶち言っちゃうのは、やっぱり無粋なわけで。
いや、ほんとに面白かったし、勉強にもなりました。
キューブたちが出てくるときの機械的な動きとか、脳みそ丸出しの知性の動きとか。
ホールにはきれいな花輪なんかが並べられていて、華やかでした。
たまにはこういう芝居もいいですね。
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