2012年11月14日水曜日

『チェーホフをいかに上演するか』

表題の本を読みました。

最後まで興味深く読めたし、自分では理解できたとは思っている。
(本当に理解しているのかどうかは、疑わしいが)

チェーホフとスタニスラフスキーの衝突の経緯なども面白かったし、
スタニスラフスキーとメイエルホルドの対立なんかも面白かった。
もっとも参考になったのは、イギリスの演出家アルフレッズの演出方法。
戯曲を俳優といっしょに分析して、登場人物が戯曲のなかで、何をしているかなどを細かくリストアップする。
登場人物の行動の目標、超目標などを戯曲から読み取って、そこから演技を始める。

チェーホフについては、以前『かもめ』を読んで、
「つまらん、なんだろ、これ?」という感想しかなかったし、
いまも何が面白いのかはっきりわからない。
『桜の園』、『ワーニャおじさん』、『三人姉妹』も最近読んでみたが、正直やっぱりよくわからない。

年末に劇団だるま座が、四つの戯曲を一挙公演してくれるので、それを観に行く予定。
それを観れば、また考えるヒントが得られるかも。
全部観たいけれど、行けるかな?

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