2012年11月22日木曜日

重力/Note『雲。家。』

初日を池袋シアターグリーンで観たよ。
フェスティバル東京というイベントのプログラムのひとつ。

脚本のエルフリーデイェリネク 『雲。家。』は、観劇の前に読みました。
でも、「なんだろーな、これ」という感じで、さっぱりわかりませんでした。
そもそもこれって上演台本なの? っていう体裁で、、、
そんなものをどう上演するってんだろう。

上演が始まってすぐに思いました。
なるほど、こういう感じか。
そうなるよね。
一言で言えば、朗読。
男性三人女性三人が、交互に、あるいは重ねて、いろんな読み方をしてました。
いろんな声の出し方、いろんな動き方で。
あとは照明なんかも、飽きないように、細かく変えて。

雑な感じはまったくなくて、よく作られていました。
ああ、こういうのもありだなあ。
なんというか、空間が出来上がっているというか、完成されているというか。
六人はよく訓練されている感じで、呼吸もぴったりで。
素晴らしいと思いました。

ただ2時間は長かったです。
見る側(ぼく)の集中が途中で切れ模様になりました。
できれば1時間か、せいぜい1時間半にまとめて欲しいなあと。
我がままでゴメンナサイ。

ぼくがもしこの脚本を演出するとしたらどうするだろう。
舞台の上ではやっぱり物語があって欲しい。
それに登場人物の関係性なんかも見せたい。
全然別の物語(『ロミオとジュリエット』とか)を持ってきて、
台詞だけ『雲。家。』の脚本を使うというのはどうだろうか。
つまんない?

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