11月27日(火曜日)マチネ、恵比寿エコー劇場にて。
観客の年齢層、高かったなあ。
テアトルエコーって、50年の歴史があるそうだから、その関係者も高齢なのですね。
台風の前に、あんまり客の来ない旅館に、訳ありの男女がやってきて、
台風とともに、くっついたり、離れたり、、、
そういう人々の物語。
観終わって、?な気持ちでした。
で、上演紹介のあらすじを観て、ああ、そういうことだったのって、、、
父に連れられて、旅館にやってきた娘(満智子)。
頻繁に携帯が鳴る。
「子供が出来た、、、うそよ。大丈夫だって、、、ほんとに大丈夫だって」
それぐらいしか、情報がなかったような気がするんだけど、
あらすじ見たら、「妻子ある上司との関係を解消し、会社も辞めた」だって。
そうだったのかあ。
いや、きっと台詞で説明があったのを、ぼくがぼんやりしてて聞き逃しただけなんだろう。
終わり近くになって、
最近涙もろくなった僕が、ほろっとした場面がありました。
(設定として、以下の状況がありました)
旅館を切り盛りしてる女将は、次女(名前忘れた、とりあえず『きぬこ』としておこう)で、
長女の『あさこ』は昔、男と駆け落ちして、亡くなった。
次女は昔は『爆弾のきぬこ』みたいなあだ名があって、
切れると爆弾みたいに怒りだす。
でもいまは一生懸命旅館を切り盛りしている。
だがその旅館も経営難で、そのうち閉じようと思っている。
(で、こういう前振りがあって)
でも、もう引退してボケてしまった母親は、
次女を見て、「あさこ」って長女の名前を呼ぶ。
(あとでこういう場面がある)
母「あさこ、ご飯にしよう。きぬこも呼んでおいで。あの子はほんとは寂しがり屋だからね」
次女、じっと考え込む。
ぼくはこの場面でほろっと来たんですよね。
お母さんは私の名前を間違えて、姉の名前を呼ぶけれども、
私のこともちゃんと覚えていてくれたんだ、みたいな、、、
、、、と、こんな風に理解してたんだけど、ひょっとすると違うのかも。
直後に次女は、旦那に、「お母さんを入院させなきゃ」というような話を始める。
心臓の弁に異状があるから、そうしたほうがいいと勧められたと打ち明ける。
次女がじっと考え込んだのは、そういうこと? と思ってね、、、
ちょっとよくわからなかった、くーっ。
窓の外に木なんかがあって、台風になったらどんどん揺れだすのかなあと思ってみたいたら、やっぱり揺れて来て、どんどん揺れろーっと思ってた。
揺れるには揺れたけど、期待してたほど激しくは揺れなかった。
もっと揺れればよかったのに。
ほどほどリアルな感じに抑えたのだろうなあ。
暗転のたびに、時計の時刻が調整されていて、その時計でいま何時かわかるようになってました。
暗いなかで、時計を調整するのって難しいだろうなあ。
簡単にできる裏技があるのかな?
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