2012年11月28日水曜日

テアトルエコー『へちゃむくれと台風』

11月27日(火曜日)マチネ、恵比寿エコー劇場にて。

観客の年齢層、高かったなあ。
テアトルエコーって、50年の歴史があるそうだから、その関係者も高齢なのですね。

台風の前に、あんまり客の来ない旅館に、訳ありの男女がやってきて、
台風とともに、くっついたり、離れたり、、、
そういう人々の物語。


観終わって、?な気持ちでした。
で、上演紹介のあらすじを観て、ああ、そういうことだったのって、、、

父に連れられて、旅館にやってきた娘(満智子)。
頻繁に携帯が鳴る。
「子供が出来た、、、うそよ。大丈夫だって、、、ほんとに大丈夫だって」

それぐらいしか、情報がなかったような気がするんだけど、
あらすじ見たら、「妻子ある上司との関係を解消し、会社も辞めた」だって。
そうだったのかあ。
いや、きっと台詞で説明があったのを、ぼくがぼんやりしてて聞き逃しただけなんだろう。


終わり近くになって、
最近涙もろくなった僕が、ほろっとした場面がありました。

(設定として、以下の状況がありました)
旅館を切り盛りしてる女将は、次女(名前忘れた、とりあえず『きぬこ』としておこう)で、
長女の『あさこ』は昔、男と駆け落ちして、亡くなった。
次女は昔は『爆弾のきぬこ』みたいなあだ名があって、
切れると爆弾みたいに怒りだす。
でもいまは一生懸命旅館を切り盛りしている。
だがその旅館も経営難で、そのうち閉じようと思っている。

(で、こういう前振りがあって)
でも、もう引退してボケてしまった母親は、
次女を見て、「あさこ」って長女の名前を呼ぶ。

(あとでこういう場面がある)
母「あさこ、ご飯にしよう。きぬこも呼んでおいで。あの子はほんとは寂しがり屋だからね」
次女、じっと考え込む。

ぼくはこの場面でほろっと来たんですよね。
お母さんは私の名前を間違えて、姉の名前を呼ぶけれども、
私のこともちゃんと覚えていてくれたんだ、みたいな、、、


、、、と、こんな風に理解してたんだけど、ひょっとすると違うのかも。
直後に次女は、旦那に、「お母さんを入院させなきゃ」というような話を始める。
心臓の弁に異状があるから、そうしたほうがいいと勧められたと打ち明ける。
次女がじっと考え込んだのは、そういうこと? と思ってね、、、
ちょっとよくわからなかった、くーっ。


窓の外に木なんかがあって、台風になったらどんどん揺れだすのかなあと思ってみたいたら、やっぱり揺れて来て、どんどん揺れろーっと思ってた。
揺れるには揺れたけど、期待してたほど激しくは揺れなかった。
もっと揺れればよかったのに。
ほどほどリアルな感じに抑えたのだろうなあ。


暗転のたびに、時計の時刻が調整されていて、その時計でいま何時かわかるようになってました。
暗いなかで、時計を調整するのって難しいだろうなあ。
簡単にできる裏技があるのかな?

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