2012年11月27日火曜日

劇団わらく『マクベス』

11月24日、中野スタジオあとれ。

劇団わらく、初めて観ました。

『マクベス』だけど、ちょっと変。

途中で、『あの鐘を鳴らすのはあなた』や『スタンドバイミー』(だったかな)にあわせて、
それまでおどろおどろしい顔してた魔女たちが、急に笑顔になって、
それまでの衣装を脱いで、ドレスになって踊りだしてました。
すごく変。
違和感ありました。
うーん、なんかよくわかんないや。

それまで怖い顔してたのに、
どうしてダンスシーンになると急に晴れやかな笑顔になって踊りだせるのか。
踊りで笑顔になってしまうことで、それまでのおどろおどろしい演技が、
ギャグになってしまったような気が、、、

宴のシーンで、焼き鳥食べてたけど、そんなギャグを入れる必要はないのにとも思いました。
それまでの迫真の演技が、やっぱりギャグになってしまったような気が。

自分で自分の演技を笑っているみたい。
自虐的な感じの演出にやはり違和感が。

舞台美術とかはすごくよかったのに。

でも、いちばん不満だったのは、会話です。
台詞をただ単に順番に言っているような感じに聞こえて。
登場人物の関係性や、心の動きなどが、会話を通して見えて来なかったような。
それがないと、芝居じゃないと思うのです。

基本的に、登場人物は向き合って相手を見ながら会話して欲しい。
そして、そのときの微妙な感情を演劇的に表現して欲しい。

摺り足の動きなども取り入れていたから、
能のような感じにしたかったのかもしれません。
でもそれがいい方向には行っていなかったような。

ひゅー、ゴメンナサイ。好き勝手言ってます。

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