2012年11月11日日曜日

テノヒラサイズの飴と鞭と罪と罰

武蔵野芸能劇場。三鷹の駅のすぐ近く。

ちょっと前にリンクス東京という企画で、拝見して、いちばん面白いと思った劇団でした。
だから、結構期待してました。
期待通りに面白かったです。ただ、でも、、、

リンクス東京のときは、各劇団20分の持ち時間だったから、一発ギャグみたいなものでも満足できたのですが、90分ぐらいある本公演だと、それでは満足できないかも。

演劇なのだから、劇的なシーンがないと、、、

一応あったのです。劇的なシーンは。
X10(という掘削機に見立てたダンボール)が、富士山(に見立てたダンボール)を破壊するというシーンが。
それがこの芝居のクライマックスだったと思うのですが、なんとなくクライマックスになってない。
それまでのギャグの雰囲気のまま演じられている。
このクライマックスは、みんな本気でX10(単なるダンボールだけど)を操作して、富士山(ダンボールだけど)に横穴を開けなくてはならない。
単なるダンボールだけど、ダンボールではなくX10という掘削機だと信じられなければならないはず。でもそうなっていなかった。それが残念。

やっぱり芝居の最後には劇的なシーンが欲しいです。それっぽくはなっていたけど、まだ物足りない。
テノヒラサイズの皆さんは演技が上手で、笑いを取るのも上手です。さすが関西の劇団だなあと感心させられるのですが、それだけでは、ちょっぴり物足りなかったです。

すごく面白かったのは確かなんですが、、、

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