ここは新年に40CARATの『フ揃イナ悲シミノ旋律タチ』が上演された場所だよ。
ぼくが久方ぶりで立った舞台もここだというわけ。あのときはそんなに実感なかったけど、舞台美術が素晴らしかったんだなあと。だって完璧に作りこんでいたもの。
それに比べると、今日の昼間観て来たのは。
まあ、それもテイストだからね。悪いってわけではないから。
芥川龍之介の『地獄変』では、絵師の娘が牛車のなかで焼け死ぬのを眼の前にしながら、絵を描き続け、最後には死んでいったわけですが。
『偽典・地獄変』では、別の地獄が表現されていたようです。
上演前。写真撮ってもいいというので。妖しげな雰囲気。 |
実はよくわからなかったんだ。
なに喋ってるか聞こえないし。
でも斬られても斬られても何度も生き返ってくる怖い兵隊さんがいたり、きぐるみの妖怪がいたり、呪文で人を生き返らせる白衣の科学者みたいな人がいたり。色っぽいけど馬鹿っぽくもある看護婦がいたり。その他、よくわからない人たち。
上演前に。
「赤いものが飛び散ったりしますから、気をつけて。半数以上は死んでしまいますから」
なんか飛んでくるの? いやだなあ、勘弁してほしい。
でもそんなことはなかった。じゃあ、殺陣のときの日本刀の先っぽが観客にあたったりするの?
とおもいきや、そんなこともなかった。
きわめて安全でした。
ただ音響のボリュームが大きすぎて。鼓膜破れるかと思いました。
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