2013年4月17日水曜日

だらく舘『独り芝居・芸人列伝』

やあ、みんな。元気かな。

ぼくは右ふくらはぎの肉離れが大体治ってきて、ゆっくりなら走れるようになってきたよ。完治まではもうちょっとかな。治ってきてよかった。

新宿にシアターPOOってのがあるのね。知らなかった。新宿JR駅東南口を出てすぐのところ。
今日は、『松井須磨子』の回だったよ。演じるのは小島薫さん

ぼくも一人芝居をそのうちやりたくてさ。だから一人芝居が観たくてね。
一人芝居って難しいと思うんだ。だって一人でリアクション取ったりとか、難しすぎるよ。出来ないよ、そんなこと。絶対に嘘になるって。それをどうやって現実に俳優はクリアしているのか。
そういうのを観たくて。

観客の平均年齢は高いような気がした。背広姿のサラリーマンの姿が目立つ。会社帰りに観に来てんの?

松井須磨子って知らなかったけど、日本で初めてぐらいの女優さんなのね。へえ、みたいな。

観客を味方にする工夫が最初にあったよ。てんぱったふうで拍手をもらった前説と、それから舞台上で化粧しながら、芝居の内容をそれとなあく語ってしまう。それで筋みたいなものは大体わかってしまうから、観客は観ながら、いまは何をやってるのかなあというのがちゃんとわかる。
一人芝居だと何やってるかわからないこともあるだろうからね。そういうのがない。

演劇的なイベントとしては、早着替えかなあ。最初に和服で登場。でも脱ぐと稽古場でのジャージ姿になって、それからさらに脱ぐと、昔のズロースみたいな下着姿になる。といってもいやらしい感じはまったくない。
最後は一旦引っ込んで、黒い和服に。

小道具もいくつか。写真とか人形とか扇子とか。

クライマックスでは、シャボン玉が飛んでいた。舞台袖の窓から出てくるのだけれども、もっと舞台中央まで届けばよかったなあ。

歌いながら、客席にをばらまくとかね。ばらまくというほどではなかったけど。いくつか配る感じ。

面白かったけど、架空の相手を想像しての語りは、やっぱりちょっと。退屈というほどではなかったけど。それほど面白みは感じないというか。架空の相手との掛け合いで、面白くするにはどうればいいのかなあと思う。これはほんとに難しいよね。

会場の雰囲気はよくて、居心地もよかったけど。
ただやっぱり一人芝居は難しいな。でも自分でもやってみたい。不思議だ。

演劇ってコミュニケーションなんだなあ。出演者が複数なら、出演者間のコミュニケーションで見せることができる。
でも独りだったら? 観客とコミュニケーションを取るしかない。女優の小島薫さんは、しっかりコミュニケーションを取っていたように思う。だから観ていて飽きなかったんだろうなあと。
観客をどう巻き込むか。それだな。

他の回では、トニー谷とか、一条さゆりとか。一条さゆりって漫画家かと思ったけど、違うのね。
それから松井須磨子も、別な人が演じてるのもある。いやもう全部観たいんだけど、時間的にそうも行かなくて。とっても残念。

0 件のコメント:

コメントを投稿