観て来たよ。池袋の芸術劇場。
地下には、シアターイーストとシアターウエストがあるけれども、アトリエイーストってのもあるんだね。知らなかった。
展示会場に使うスペースらしいよ。日曜の十時半。そんな時間から開始? ほんとに? いや、ほんとに始まった。
百何年か後の未来。どうやら戦争が始まったらしい。
百何年か前に存在した劇団おぼろんの博物館。過去の公演の写真やら小道具やな、旗みたいなものとか、あとガラクタとか、なんでもかんでもいろいろと展示されている。
爆撃を逃げて、博物館にやってきた老人。立体映像システムを利用して、劇団おぼんろの『ゆめミルフィーユ』とかなんとかいう物語を見始める。
でもって、ミルとフィーユとそれからもう一人の物語が始まる。
物語はね、途中から僕はよくわかんなくなっちゃったんだ。だからうまく説明することができない。
でも演劇的な構成はわかったよ。演劇的なクライマックスもちゃんと用意されていて、泣かせる感じになってた。
演劇的なクライマックスがないとね、どんな芝居もつまらないから。
おぼんろのファンになったよ。次の芝居も絶対に観に行こ。
そのうち一人芝居をやりたいなあと思ってて。実現するかどうかはわからないけど。どうすれば実現するだろう。
老人役の人が。黒い山高帽子をかぶっていた。かぶっているときは、いいんだけど、それを取ると、髪の毛が若々しくて真っ黒。老人なんだからさ。髪の毛にも銀や白を入れて欲しかったな。
老人は最初と最後に登場して、中盤はずっと座布団に座って、まるっきりの観客となって芝居見物してるんだけど。演者なわけだから、その間もずっと芝居してくれてたらなあと。
だって素に戻って芝居の成り行きを見物しているだけのようだったから。隙だらけというか。無防備というか。
いや、ほんとはそんなのどうでもいいんですけどね。老人役の人、面白かったし。
今度は5月なんだね。日暮里d-倉庫。いまから楽しみです。
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