やあ、みんな。まあちゃんだよ。
公演中に肉離れを起こしたふくらはぎも大分回復してきた。まだ伸ばすと痛いけど、足をあんまり引きずらなくても歩けるようになってきた。あと二、三日かな。
表題の上演は、新宿のサンモールスタジオ。初日だったよ。
なんというかね。タイトルがよくないよね。もうタイトルですべてを語ってしまっているじゃん。先に答えをばらしているようなもの。全然よくない。もう全然だめ。だってもう答えがわかってるんだもの。
それでもきっともう一捻りあるんだろうと思ってたら、まったくなし。ストレートでした。そこにまずびっくり。
それから、これは演劇なんだけど、演劇的なクライマックスがなかったような気がする。だからつまらなく感じちゃうんだよ。クライマックスがちゃんと用意されていて、それが演劇的な手法で表現されていれば、観ている側は、すくなくとも僕は満足しちゃうと思うんだけどね。
最後に鬼が向こうを向いたまま、なんか台詞をいって終わりなんだけど、その台詞で説明して終わりってんなら、わざわざ演劇にする必要ないじゃん。
演劇なんだからさ、演劇的な表現をもっと考えてほしい。そう思ったよ。
石のなかにある魂を見つけて、それを数えていく数え地獄。そこに行ってしまった抜け殻たちと、その抜け殻たちを管理する鬼。
しかしその鬼ももとはといえば抜け殻だったのだ。抜け殻だったけれども、数をある程度数えていれば、鬼になる。鬼は魂を喰わねば餓死してしまう。だから魂を探している。
魂を育てるということもしている。抜け殻に魂を飲み込ませて、ある程度大きくさせて、それをまた吐き出させる、というようなことをやっている。
夏になると三途の川を下って、外界に降り、魂を集めてくる。
でもその夏は魂が少なかった。鬼たちは餓死しないために、魂を育てようとする。それは上手く行ったのか、行かなかったのか。
そんな感じの物語を、脚本にして、そのまま上演。そのまま単に上演しちゃっちゃあ、つまらんよ。と思うんだけど。
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