2013年11月11日月曜日

明治大学シェイクスピアプロジェクト『ヘンリー四世』

明治大学の駿河台。アカデミーホール。すごく立派なホールでした。


『ヘンリー四世』って、一部と二部があるのね。

「ヘンリー四世? ああ、知ってる、知ってる。読んだことある」
でも二部は知らなかった。だってさ、ぼくが持ってる世界文学全集のなかの一冊、シェークスピアの本には、一部しか掲載されてないんだもん。
そうだよなあ。確かに本には『一部』って書いてあったような気がする。

15分の休憩を挟んで、一部と二部を同時に上演してました。合計約3時間。「やれやれ、3時間もか。とほほ」
でも、そんなに辛くはなかった。あっというまだったとは言わないけど、それほど苦痛ではなかった。何度か落ちそうにはなったけどさ。

一部は読んでたからよく理解できたけど、二部はよくわからない部分も。あの人たち、なんで捕まっちゃったのかなあ。弟が卑怯な手段で敵を処刑してて。どんな伏線なのかなあと思ってたけど、別に伏線でもなんでもなかったようで。


音が良かったんだよね。演奏というか。太鼓叩いたり、木琴叩いたり。ピアノやラッパもあった。演奏、楽しかった。ずっこけるときの効果音とかね。


舞台美術もよかったよ。階段になってて、いろんなシーンで、いろんな動きが出来るように考えられてた。


肝心の演技のほうはというとさ、まあ、こういうもんだよ。頑張ってたと思うよ。
早口だったのは、なるべく飽きさせないようにっていう配慮なんだろうな。でも機微を捉えないと深くはならないからなあ。


王様の役とかさ、大学生が演じるわけで、いやあ、若い王様だなあ、という感じで違和感ありまくりだったけどね。仕方ないよね、そんなの。どうしようもないからさ。
仕方ないんだけど、そういう部分で、言っちゃ悪いけど、学芸会的な雰囲気もあって。微笑ましくもあり。
あの太った人も老人には見えないよなあ。


老け役を若者がどう演じるか。それが今後の課題ではないでしょうか。


明治大学、全校をあげての企画。いいよね、こういうの。全校からやり気のある人達が集まって、やってるんでしょう?素晴らしいな。
来年も行けたら行こう。来年は何やるのかなあ。

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