2013年6月20日木曜日

せんがわ劇場、舞台技術ワークショップ2

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

今日は、舞台技術ワークショップの二日目だったよ。

なあんか、外出するのが億劫でね。作業中の仕事も中途半端だし。
「めんどくせえなあー、行きたくねえなあ」
でも、もうお金払ったことだし。台風が九州に接近するなか、傘さして、はるばる仙川まで言って参りましたよ。

今日は、照明の仕込みなんかのお話でした。

照明の仕込みというと、脚立をヨイショヨイショって運んで、天井の鉄パイプに結わえ付ける、みたいな作業を連想していたけど。
せんがわ劇場は違うんでござんすよ。鉄パイプのほうが舞台まで降りてきてくれて、作業できちゃうのだ。うわー、便利。最先端~みたいな。

鉄パイプのことは、バトンって呼んでた。バトンか。バトントワラーのバトンですな。大きさは全然違うけど。バトンは、吊っていい重さが決まってるから、照明を吊り過ぎないようにね。
あと、回路の容量も決まってるから、それを超えないようにね。

せんがわ劇場のコンセントはひとつ20A(アンペア)。
100V(ポルト)の照明機材を20個くらいつなげていい大きさらしい。2KW(キロワット)までらしい。
計算方法がいまいちわからなかったけど。
回路がおんなじコンセントは、コンモって言ってるって。英語のcommon(共通)が訛ったの?

練習用の仕込み図をもとに、参加者全員でそれぞれのパートについて、照明機材をバトンに括りつけて、決められたフィルターなんかを差し込んだりしたよ。
役者として公演に参加するときには、機材を運んだり、脚立押さえたりとか、下働きはするけど、実際の照明の向きを変えたりとかいう作業はないからね。

実際に作業してみないと、細かいところは実感できないものね。行ってよかった。なんか楽しかった。
学生のときにも、そういうのはちょっとやったけど、もう何十年も前の話になっちまった。そういう意味では懐かしさも覚えなくもなかったな。てへへ。

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座学では、照明の歴史、みたいな話題もちらとでたよ。
昔は昼間太陽の下でやったり、焚き火でやったりしてたけど、そのうちロウソクとか石油ランプなんかをつかうようになって、さらにガス灯とかね、使うようになる。そしてやがて白熱電球が登場する。
せんがわ劇場には、LEDライトなんかもあるよ。

500Wフレネルは、フレネルレンズがついてるやつ。牛乳瓶の底みたいな。灯台のライトにも使うレンズだよね?たしか。ふわっとした柔らかい光を作ることができるよ。電球と反射板(リフレクター)の位置(距離)を変えることで、光の大きさを調整するんだよ。大きくすることを「ばらす」っていうよ。小さくすることを「しぼる」っていうよ。いちばん大きくするのを「どんばら」って言ってるって。でも「どんしぼ」とはあんまり言わないって。
1000Wフレネルもあるよ。

500W凸は、凸レンズがついてるライトだよ。スポットライトだよ。光のエッジがシャープなのだ。しぼりの調整をするため、フレネルよりも筐体が長いよ。

PARライトってのは、なかに車のヘッドライトみたいな感じのやつが入ってる。フォーカスできないんだけど、明るい。フィラメントが縦についている。縦につかうとたてだま。よこにつかうとよこだま。
VN(ベリーナロー)N(ナロー)M(ミディアム)があるよ。ワイドもありそうだけど、せんがわにはないみたい。バックサスに使ったりする。バックサスってなんだろう。ま、いいや。
とにくか光の筋がはっきり見える。ビーム。インパクト強い。太陽に近い。差し込んでくる感じを出せる。そういうライトだそうです。

ソースフォーってのは商品名なんだけど、一般名称にもなっている。昔はITOと呼んでいたらしい。伊藤さんが作ったライトだということで。昔はそれが標準だったらしいんだけど、ソースフォーにとって変わられちゃったらしい。
羽板で光の形を変えられるよ。木葉とかとか、いろんな形の抜きのフィルターもあるよ。

LEDライトは、節電に効果あり。電力が1/10くらいで済む。ナチュラル(黄色っぽい)とクール(白)を切り替えられる。

ローホリゾントライトってのもあるよ。床に置いて、うしろの白の垂れ幕を照らすやつ。色をいろいろ変えることができる。夕暮れにしたり、青空にしたり。

調光卓には、DMXケーブルというのが繋がれていて、それで調光できるということ。

ふう。頑張って書いてみたけど、意味あったのかな。ま、いいや。



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