2013年6月29日土曜日

ニットキャップシアター 『少年王マヨワ』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

昨日は、座・高円寺に行ったよ。じつはこの劇場に行くのは初めて。どんなとこなんだろう。どきどきしながら高円寺駅を降りたよ。

でも劇場に行く前に、吉野家の牛丼で腹ごしらえ。280円に値下がりして、行きやすくなった。やっぱり牛丼は吉野家だよね。たま~に食べる牛丼は最高。でも昨日のはちょっとしょっぱかった。味が濃いような。いつもの吉野家を満喫できなくて、ちょっぴり残念な気持ちで店をあとに、、、って、そんなこたあどうでもいいんですよ。

座・高円寺はさ、いいなあ、あの外観。おっきいテントみたいな感じ?劇場前で、しばし見上げながら、おお~って。
なかも広々。贅沢な空間の使い方。無意味に広くてゆったりした階段。いい劇場だ。

ニットキャップシアターも、初観劇。人気劇団らしいから楽しみでした。

「マヨワ」ってのは、古事記に登場する少年の名前だということ。
現在の父親が、じつは本当の父親ではなく、本当の父親を殺し、その後母を妻にしたのだということを知って、その父親を殺し、すったもんだの果てに自分も死ぬことに。
シェークスピアの『ハムレット』は、古事記のこの物語をぱくったのだという噂も。いや、嘘ですけどね。

「マヨワ」は、「眼弱」っていう漢字が当てられてるらしい。漆にやられて眼に包帯を巻く少年が登場。赤い風呂敷マントを羽織り、腰には仮面ライダーの風車つきベルト。
おお、こいつがマヨワか。
いつ父親を殺すんだろう、いつ殺すんだろう。と待っていたが、なかなか殺さない。
でも徐々に緊張感が高まっていき、やがて殺さずにはおかない気持ちにまで追い込まれるのだろう、、、ということはなくて、なんとな~く殺してしまいました。
火事のどさくさに紛れて。

殺す理由らしきものも一応あるんだけど、特にそんなに。

で、すったもんだの果てに、この少年も死んでしまうんだろう?とワクワクしながら待ってたら。
死ぬことは死んで、この少年の兄さんも死んでしまうんだけど。なんというか、なんで死んだ?みたいな。

その前に、女の子もひとり池で死んでしまうんだけど、これもなんで死んだ?みたいな。

というわけで、物語的には「ん?」っていう気持ちでずっと観ていて、途中欠伸を噛み殺したりも。

でも、演劇的な趣向がいろいろと面白くて。
死んだ大きなイノシシの怪物が登場して。それを操る巫女みたいな人もいて。

大きな白い布を上手に使っていて。そういうのはよかったなあ。いや、きっと芝居を昔から観ているひとは、そういう手法は何度も観ていて、ありきたりと評するかもしれないけど。ぼくは新鮮に観ることができたし。よかった、よかった。

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