2013年6月21日金曜日

PKシアター『殺意が死んだ夜』

下北沢の小劇場楽園ってとこで催されているルナティック演劇祭

それの参加作品とのことで。予選は通過して、いまは決勝戦らしいよ。
他にはどんな団体が参加してるんだろう?って、自分で調べろよっていう感じですが。

左肩が痛い。いいないかしら。
ごめん、関係ない話題で。

男ばっかの五人兄弟がいて、その父親が死んだ。
殺されたみたいだけど、事故かもしれない。
で、誰が殺した?みたいな話が延々と続いて、みんながいがみ合う。

舞台は、弁護士事務所の会議室。
女弁護士が遺言を公開して、それに不服なやつらがまたいがみ合う。

いがみ合ってばかりなんでちょっと疲れた。ごめん。途中、飽きたかも。もっと登場人物に好感を持つことができればよかったんだけどなあ。
観客ってのは我が儘自分勝手なものですな。

そういえば、こないだ観た『ライダーになれなかったひとのための』も、会議室での話だったよ。
あれもぼくとしては、ちょっとイマイチな感じがした。評判はよかったみたいだけど。

ひとつのシチュエーションで誰が犯人かを推理していくので面白かったのは、『木曜日、うぐいす館にて』だったかな。
途中で、イメージがどんどん広がっていく感じがあったような気がする。
だからひとつのシチュエーションでも飽きずに面白く観ていられる。

でも『殺意が死んだ夜』も『ライダーになれなかったひとのための』も、イメージが広がるっていう感覚がなかった。だから途中で飽きたし、その辺がつまらなく感じたんだと思うな。

なんについてのイメージかっていうと、『殺意が死んだ夜』でいえば殺された父親のイメージ、『ライダー、、、』でいえばライダーの新企画のイメージ。そういうのが単に記号として扱われていたような気がする。


シチュエーションはずっとおんなじなんだから、もっと工夫がないと、と思ったなり。観客ってのは本当に我が儘で自分勝手なものですな。

誰が犯人かってのもあんまり興味をそそらなかった。だって誰でもいいような気がしたからね。どうでもいいよ、みたいな。そう感じたのはきっと人物造形的に、薄っぺらだったからなんじゃないかな。誰が犯人でも驚かない。だってあんまり現実的じゃないんだもの。どんなことだってあり得る。

上演が終わって、暗転したので、ああ、よかったよかったって思いながら欠伸してたら、急に明転して、眼の前に俳優が並んで立っていて、「ありがとうございました」って頭下げたからびっくりしたよ。
欠伸してたの観られたかな。ひゅー、申し訳ない。失礼してしまってごめんなさい

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