2013年5月17日金曜日

エマニュエル『1995年のサマー・アンセム』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

最近、下北沢に行くと、いっ久ドーナツ食べるんだ。美味しいよね、あれ。
ところが。最近、なんだかなあ。以前は、ものすごく美味しいと思ったんだけど。体質が変わったのかなあ。油っこいのがどうも。そりゃドーナツなんだから、油っこいさ。そういう食べ物なんだから。でも、なんか、それがどうも、だめっぽくなりつつある。もう歳ってことかなあ。やあね、もう。

下北沢、シアター711でした。

終演後のアンケートに「観に来たきっかけは?」的な質問が。
ん? そうだね。そういえば、どうして観に来たんだろう。わからない。えーっ、わからないよ。なんでだろう。結局なんとなく観に行ったんだよな。予備知識もあんまりなくさ。だって初めて観るし、知り合いがいるわけでもなく、他で話題になった記憶もないし。
自分自身も舞台に立つようになったから、出来る限りいろんなものを観ようと思ってはいるんだよね。勉強のつもり。修行というか。

でもね、でもね。
観に行ってよかった。楽しかった。馬鹿らしくて笑えた。高校20年生って。なんだよ、それっていう感じ。そういうありえない設定になると、いろんなところでギャップが出てきて、なんでもかんでも可笑しくなるよね。周囲の反応とか。設定の勝利、ということなんですかね。
とはいえ、馬鹿笑いはできなかったということは、わだかまりがないわけではないのかも。

女優の方々も、セーラー服なんて着ちゃってさ。

伏線として、屋上の吸殻が出てきて、それから35歳女子高校生と18歳男子生徒の恋愛関係が、本筋にどんなふうに絡んでくるのかなあと思っていたら、そんなにしっかりした伏線というわけではなくて。それが拍子抜けでちょっぴりがっかりのような、でも、これはこれでアリのような気もしたり。

向井琴子がいきなり、私は「結局何年後に死んで、女子アナにも女優にもなれなくて」みたいなことを語り出したのも、意味不明のような、でも意味はあるような。いや、ないような。でも、あるような。

高校20年生トリオがいい味出してました。普通に高校20年生なんてあり得ない存在で、そのうえ一人は女子ということになると、もう絶対に絶対にあり得ない存在で。達観してる感じがよかったです。
だって35歳で、18歳からラブレターもらったって、普通ならもうすぐに丸めてポイですよ。でも達観してるんですよね? 達観してるから、素直に受け取れたりするのだなあ。

いや、こんなふうにも考えられるかな。
20台で高校生やってたときは、クラスの男どもがほっとかなかったけど、30を過ぎると、そういうこともなくなった。そういう状況で久々にラブレターをもらった。それで嬉しくなって舞い上がった、みたいなね。

みんな、同じクラスでよかったよね。ばらばらなクラスだったら、ぼくなら耐えられないだろうな。

直立して向かい合ったまま台詞をいい合う場面がたくさんありました。そういう場面で不自然な違和感を感じるときもありました。
直立して向かい合って台詞を言うのが悪いとは思わないし、それでいい場面もたくさんあるとは思うけど、違和感を感じたということは、その場面は、もうちょっと動きを工夫したほうがよかったのかなあと。てへへ。ごめんなさい。そんな感想を持ちました。

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