2013年5月28日火曜日

ワンツーワークス『恐怖が始まる』

中野HOPE。みんなで数を数えてたよ。

社会派っていうんですかね。原発事故後の話でしたね。

事故後の処理の仕事をしているお父さん。
労災だけど、労災申請すると他の人に迷惑が掛かるからしないんだってさ。下請けだから。そんなのすると仕事がなくなる。他の従業員の仕事もなくなって困るっていう論理。
大変ですな。意地を張るっていうのも。命がけの意地。そして白血病で死んでしまいましたとさ。

終演後のアフターイベントで公開ダメ出しってのをやってたよ。演出の古城さんが、劇団員にダメ出しして、返し稽古。それも結構面白かったな。

『恐怖が始まる』っていうタイトルは、あんまりぴんとこなかった。

泣く演技が嫌いなんですよね。
最後、みんながこちらを向いて、数を数えるんだけど。泣きながら、あるいは泣くのを堪えながら数える、みたいな人がたくさんいて。そういうのは、なんか引きました。もっと抑えた演技にして欲しいなあと。
泣かせて欲しいのは、こちらなんだけどなあとも。

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