2013年5月29日水曜日

山の手事情社『道成寺』モルドヴァ・ルーマニア公演ゲネプロ

夜、表題の芝居を観に行ったよ。
ゲネプロってのは、本番通りにやる稽古のことだよ。
海外での公演だから、舞台美術や照明効果は無しだったよ。

時間間違えた。八時開始だと思ってたら、七時半だったようだ。会場の森下スタジオに到着したのが28分ぐらいで。ぎりぎり間に合った。会場はほぼ埋まっていたよ。よかった。時間に余裕を持って来て。
ファンもいっぱいいるんだなあ。だってゲネプロにこんなに集まってる。500円。

山の手事情社の芝居は、去年、芸術劇場『トロイラスとクレシダ』ってのを観たよ。あれはちょっと厳しかったなあ。申し訳ない。

でも今夜の『道成寺』は、よかったよ。特に前半。人物の動きがよかったのかな。人物同士がちゃんと反応しあっていた感じ。
でも後半は、ちょっぴり退屈した。なんか、こう、形だけになってたかも。あるいは、僕のほうの集中が切れたか?

いや、あと、意味がわかんなかったりしたってのもあるかも。
だってぼくは『道成寺』は、絵本でしか読んでないからね。能の絵本ということだったと思うから、能の『道成寺』なんだろうな。

ぼくは日本語それなりにわかるからいいけど、これ、日本語のわからない人が観たら大変だな。上のほうのスクリーンに対訳が英語と現地語?で出ていたけど、それを読みながら芝居なんて観ることができるものなのかな。
スクリーンがもっと低い位置にあればいいのに。なるべく視点移動を少なくしないと。ここで言っても仕方ないけどさ。

山の手事情社って、象徴的な表現が多いような気がする。観念的というか。何かを象徴したり対比したりするような構成。でもぼくにはそれが何を象徴しているのか、何を対比しているのか、すぐにはわかんなかったりするんだよな。とほほ。

前半と後半の間に、上手で男たちが靴で遊ぶ場面がある。それが終わると、下手で女達が脚をローションでぐちゃぐちゃやる。これを何かを対比させているんだろうけどね。たとえば男たちにとっては子供みたいな遊びでも、女たちは真剣だ、みたいなね。

煙にまかれるみたいな演出は嫌い。なんでもわかりやすくしてほしい。本当に面白いものだったら、わかりづらくても可。

海外公演といえば、こないだ観た庭劇団ペニノもやるんだよね。もうやったのかな。わかんないけど。それがどんなことになってるのか観たいなあ、庭劇団ペニノ。
でも無理だよなあ。でももう一度観たいなあ。でも無理だよなあ。でも、、、以下朝まで続く。


写真撮ってもいいっていうんで、途中何枚か撮ったよ。


開演前、主宰のひとが挨拶してたよ。
「写真撮って、ツイッターとかで広めてね」


開始直後。意味不明だけど、
きっと何か意味のあることを表現してたんだと思うよ。
パッパカパーのぼくには意味不明だったけど。


『道成寺』について説明してた。

これはなんだろう。蛇が川を泳いでいくのを表現してたのかな。


山の手事情社の「四畳半」っていう演技形態?
みんなで集まって、ゆっくり動きながら会話してる。
ぼくはこういうのはあんまり好きじゃないんだよなあ、じつは。


人間力で、スペクタクルっぽい感じを作るのはいいよね。

大人が靴で遊んでました。
これも意味がよくわからなかったりしたんだ、じつは。
赤い蛇が出てきて、火山が噴火したりしてたのかなあ。

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