2013年5月19日日曜日

ライオン・パーマ『未確認の詩-ウタ-』

王子小劇場で。日曜日の夜。

コリッチでの評判が結構よくて。それで実は期待して観に行ったのだ。
うんうんうん。なるほどなるほどなるほど。
小ネタをいい具合にちょいちょい挟んで、飽きさせない感じ。

あ、ごめん。途中だけど、ビール飲んで眠くなったんで、また明日。




やあ、みんな、おはよう。ビールは飲み過ぎないようにね。

いちばん印象に残ってるのは、母さんの歌ですかね。母さん母さん母さん母さんのフレーズ、よかったなあ。母さんへのプレゼントも、なんだろうって考えてたら、おお、そういうオチか、と面白く。(でも考えてみるとやっぱり何かのパロディなんだよなあ)

芝居全体で観ると、途中の明転で、「あ、まだ続くのかあ」と思ったから、後半ちょっぴり飽きたんでしょうね。
だって最初からもうずーっとパロディみたいなののオンパレードで。

意味のわからないものもあったり。女占い師の逮捕は、なんだったんだろう。単に刑事が医師の助けで事件を解決しているっていう状況説明なだけなの?自首しなさいってその場で逮捕をしなかったのは?
セーラー服の狼少女はその後どうなったの?その他いろいろ。
最初のホームランの場面から、ずっと「to be continued」で判断を留保しなくてはならなくて、頭のなかのスタックがオーバーフローしそうになりました。わあ、なんて容量の少ない脳みそなんだ。とほほ。

結末は、ぼくはちょっとがっかり。途中から精神科医と患者がちょいちょい出てくるので、いやな予感がしたんだけど、その通りになってしまって。それまでの短いエピソードが全部患者の妄想、みたいなことになってしまって。

ああいうオチは要らないと思うな。途中のエピソードの面白さだけで勝負して欲しい。そのエピソードも、パロディギャグにあんなに頼らなくたっていいし。演技だけで面白くできそう人たちがいっぱいいるのに勿体無い。パロディにばっかり頼っていると、パロディに頼らないと演技できなくなっちゃうよ。なーんてね。てへへ。なま言ってら。

いや、ああいう結末が欲しいと思う人も一杯いるだろうから。好みなんでしょうね。というか、ああいう結末がほんとになかったら、こう言ってる僕自身も「結末がないじゃん」って怒るかもね。どひゃーっ。観客ってのは我が儘身勝手無責任なものですね。

全部パロディとギャグなので、最後の場面もなんかのパロディか?と思ってしまう。

上からボールが落ちてきて、グローブでキャッチ。それが可笑しくて、くすっ。でもそういうので笑わせちゃいけない場面だったのでは。

笑ってほしいところは笑えるように作る。感動してほしい場面は、感動できるように作る。クライマックスは「クライマックスだよ~」って真面目に大声で言ってほしい。そうしないとすっかんぴーの僕にはわからなかったりするのです。要はメリハリですかね。メリハリ。演技とか演出の。てへへ。またまたナマ言ってら。

あ、でも。希望が叶わなくたっていいじゃないか的な結末は、発想の転換があって、やっぱりよかったのかなあ。

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