2013年5月10日金曜日

劇団冒険倶楽部『タイクツな爆弾』

今日はまた不思議な芝居を観て来たよ。

下北沢の駅前劇場。いいよね、ここは。改札出てすぐにあって。

本編というか、芝居の中身自体は、ちょっぴりモヤモヤが残る展開だったんだけど。

本編が終わったあとのカーテンコールっていうんですかね、歌と踊りがね、もんのすごく楽しかったです。黒いドレスとタキシードでの踊りとか、『また遭う日まで』を全員で熱唱する感じとか、それがとっても楽しくて、本編のモヤモヤが全部吹っ飛びました。そして楽しい気持ちになって劇場を出ることができました。
こういう流れは初めてだったので、新鮮でした。反則みたいな気もしますけど、いいですよね、これ。とにかく劇場を楽しい気持ちで出ることができれば、すべて許す、みたいな気持ちになれますよね。許すってちょっと上から眼線な言葉でなんですが。
とにかく全部オッケー、みたいな気持ちになりました。やられたーっていう感じですかね。

踊りなんかは、『楽しそう』な体で踊ってるっていうだけで、ほんとは楽しくなさそうなのをよく観るような気がします。でも、今夜の踊りはほんとに楽しそうなので、観ていて気持ちがよかったし、いいなあと心から思えました。

本編は中途半端なような。



一斉射撃で射殺した犯人に対して、さらに撃ち込むって。警察のメンバーにもシンパシーは持てなかったです。そもそも犯罪が起きるように依頼するとは。もう正義でもなんでもないですからね。
あれ、詐欺の犯人は捕まえたけど、裁判で依頼したのが自分たちだと証言した時点で、もう警察は首ですよね。

いちばんシンパシーを感じたのはなぜか射殺された犯人に対してで、最後の踊りも逆にすごく楽しそうなんで、好感度大アップしました。


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